インターネットのウェブサイトで、Google社が提供しているGoogleMapsを利用する手続きを、コンパクトにまとめたAPIがGoogleMapsAPIです。このAPIが開発される以前は、ウェブサイトに地図を組み入れたい場合、ひと月に十万円を超える非常に高い料金が必要でした。そのため個人での利用は非常に困難でしたが、GoogleMapsAPIが市場に出現したことによって、無料で手軽に地図の掲載ができるようになりました。そして今回、バージョンアップしたプレミアム版が登場しました。
GoogleMapsAPIの標準版では、制限なしの無料利用が可能でしたが、新しいプレミアム版では必要量に応じて料金が発生します。料金はどういったウェブサイトやアプリを構築するかによって変動します。その分、プレミアム版には無広告の保証があり、新しい機能として、1秒あたりのクエリ回数が引き上げられました。さらに、強化されたDirectionsAPIやDistanceMatrixAPIなどの機能を持ちます。
このプレミアム版の対象となるのは、主にIDとパスワードを必要とする会員制のウェブサイトとなります。その他、有料ウェブサイト、有料モバイルアプリ、そして社内限定で使われているウェブサイトなどもこれに含まれます。また、プレミアム版では99.9%の稼働保証がありますので、動作保証を望む利用者にとっては朗報となっています。